高高度を飛ぶ輸送機からフリーフォールで降下し、高い位置で落下傘を開き数十キロ移動しつつ侵入する……というのは聞いたことがありますが、パラグライダーというのは初耳でした。
一回やってしまったら次は無理かもしれないですけど、今回は意表をついて成功しました。北朝鮮の一番の仮想敵は韓国ですから、パラグライダーで奇襲をかける作戦を計画していたのは理にかなっています。
北朝鮮はもちろんですが、中国やロシアなどの国は、万が一捕まったことを考えると怖いです。
「どんな拷問されるか、処刑されるかわからない」
という敵と戦うのは怖いものです。
ボスニアで傭兵をしていたとき、みんなポケットに弾丸を入れていました。自決用の弾です。映画では弾丸一発を大事に持っていたりしますが、不発だったら嫌なのでみんな3~5発は持っていました。もちろん僕も持っていました。
ロシアはウクライナの戦争で犯罪者たちを戦場に投入しているという話がありました。日本の感覚だと全く理解できないことを、平気でしてきます。犯罪者の中には殺人犯など重犯罪者も含まれます。彼らが捕虜を捕まえて、まともな扱いをするとは到底思えません。
「捕虜は痛めつけて、殺すだけ」
と思っている敵と戦いたくありません。アメリカは強大な軍事力を持つ国ですから、当然戦うのは怖いですが、捕虜になったときには人道的に扱ってくれそうではあります。
もちろんアメリカ軍でも、捕虜を裸にしていびった等のスキャンダルが流出することがありますが、まだ拷問が問題になるレベルです。
「ルール、条約を遵守する。守らなければ裁判で追及される」
そんなアメリカとは、交渉の余地があります。北朝鮮はもちろん交渉の余地はなく、だから傭兵として戦うのには躊躇しますね。
統制が取れていない国
3位はアフリカ諸国やイスラム諸国などにある、統制が取れていない国です。イスラエル、北朝鮮とは逆と言っていいかもしれません。
軍として統制が取れていない。一人が騒ぎ出すと、周りが同調してどんどん騒ぎが大きくなる。騒いでいた理由は誰もわからないまま暴走してしまう。ブレーキが効かない軍隊があります。そういう軍隊は暴走して、虐殺行為に走る場合があります。
西アフリカの西部、シエラレオネ共和国は“紛争ダイヤモンド”が有名な地域ですが、革命統一戦線が虐殺や略奪、処刑を繰り返しました。制御が利かなくなっていたんだと思います。
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