「ストロング系」サッポロが競合2社に負けた理由 サントリーとキリンが2強、檸檬堂の登場も影響か

拡大
縮小

しかし、実際はアルコール度数5%と7%の「濃いめのレモンサワー」、5%の「ニッポンのシン・レモンサワー」、6%の「クラフトスパイスソーダ」、3%・5%・7%の「レモン・ザ・リッチ」など、それなりに強い度数の缶チューハイを現在も展開している。

問題の本質はアルコール度数ではない

酔わない檸檬堂
最近のノンアルコールは、とても美味しい(筆者撮影)

筆者はもっとも多いときで1日に10缶もストロング系を飲み、飲酒量が多いときに値が上昇する肝機能の指標であるγGTが、一般的に40〜60が平均値とされるなか、「2410」という数字を叩き出した経験がある(その後、アルコール依存症と診断されたことを機に断酒、以降何年も一滴もアルコールは口にしていない)。

そのように、ストロング系を湯水のごとく飲んでいたからこそ思うのだが、正直7%と9%のアルコール度数にそこまで大きな違いはないだろう。

度数よりも、価格や、甘さゆえ何本もゴクゴクと飲めることなどが問題の本質なのだから。

千駄木 雄大 編集者/ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

せんだぎ・ゆうだい / Yudai Sendagi

編集者/ライター。1993年、福岡県生まれ。奨学金、ジャズのほか、アルコール依存症に苦しんだ経験をもとにストロング系飲料についても執筆活動中。奨学金では識者として、「Abema Prime」に出演。著書に『奨学金、借りたら人生こうなった』(扶桑社新書)。原作に『奨学金借りたら人生こうなる!?~なぜか奨学生が集まるミナミ荘~』がある。

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT