「話がつまらない人」は説明の"型"を知らない 「ウケ狙いしているのがイタい」と思われないために

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でも自分には人に面白いと思ってもらえる話や説明なんて絶対ムリ……。そんな才能やセンスはない……。そう思った方も、諦めるのは早計です。すでにおわかりのとおり、かくいう私もそうでした。

だから、ご安心ください。才能もセンスも不要です。不器用でも大丈夫。なぜなら、「型」にはめるだけだから。相手の興味を引き、面白いと思ってもらえる話し方や説明スキルを身につけることは、「笑い」をとりにいくことより何倍も簡単なのです。

そして、「型」を用いることで、次の3つが可能となります。

①話を素早く組み立てられる

②説明の成功確率が上がる

③自分独自の型をつくりやすくなる

①については、説明したい内容(ネタ)を型に流し込むだけで、すぐに話を組み立てることが可能です。

②については、年間1500時間の講義で失敗を繰り返し、そこからうまくいったものを絞り込みビジネスシーンで応用できる汎用的な型にしたので、高い確率で成功するはずです。

③については、型を使いながら、それを自然にアレンジすることで、徐々にあなた独自の型をつくることができます。武道の型と同じです。

よい説明は聞き手の感情を刺激する

「よい説明」は聞き手の知的好奇心をかき立てます。聞き手の感情を刺激し、その先を聞きたくなるようにワクワクさせるのです。

聞き手の心を動かす説明スキルさえあれば、「笑い」をとりにいく必要はありません。ネタにかかわらず、聞き手に「目から鱗!」「面白い!」と思ってもらえるようになるのです。

聞き手に興味を持ってもらえて、初めてスタートラインに立つことができる。相手の「上の空」をなくし、少しでも「面白い」と思ってもらえるような話し方が「相手に伝わる」ことにつながるのです。

「よい説明」には型がある。 (日経ビジネス人文庫)
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犬塚 壮志 教育コンテンツプロデューサー/株式会社士教育代表取締役

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いぬつか まさし / Masashi Inutsuka

福岡県久留米市生まれ。大学在学中から受験指導に従事。業界最難関といわれる駿台予備学校の採用試験に当時最年少の25才で合格し、開発したオリジナル講座は開講初年度で申込当日に即日満員御礼、キャンセル待ちの大盛況。3,000人以上を動員する超人気講座となり、季節講習会の化学受講者数は予備校業界で日本一(映像講義除く)。年間1,500時間以上の講義を行う中で、多種多様な説明パターンを身につけ、「大人の学び方改革」を目的に駿台予備学校を退職。講座開発コンサルティング・教材作成サポート・講師養成・営業代行をワンオペで請け負う「士教育」を経営。ありとあらゆるシチュエーションに必要な説明スキルを磨き上げる。

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