ただし高血圧や低血圧の人は、とくに温冷交代浴の急激な温度差の影響を受けやすいので、人一倍正しい知識や適切な配慮が必要だとラヤンティ氏は言う。
サウナと水風呂の「激しい温度差」を求めすぎない
とくに、高血圧気味の人が高温のサウナから間髪入れずに強冷水に入水(あるいはその逆)をすると、確実にリスクが高まる。これは日本のサウナ浴でも当てはまるだろう。
サウナと水風呂の「激しい温度差」を求めすぎないことと、行き来の合間にはしばし常温での休息時間を取ることが安全策なのだ。
逆に、低血圧気味の人は、冷水浴の後に、あまり寒空の下で外気浴をしすぎず、すぐに身体を温めたほうが体調を維持しやすいそうだ。
寒中水泳や水風呂自体に苦手意識があってなかなか踏み切れない人は、まずは夏の湖で泳ぐ、あるいは20度近い「さほど冷たくない」水風呂で徐々に慣れることから始めるといい。
自分でもできるという一度の成功体験が、必ず「また入りたい」と思わせることを、協会員はよく知っている。
そして誰しも、サウナ浴や寒中水泳が、リフレッシュと同時に体力を消耗する行為であることを忘れてはいけない。
水分や軽食を適宜補給したり、上がった後は身体を冷やさない服装を着用したりと、アフターケアを大切に。
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