中国の国策送電会社の国家電網(ステートグリッド)は1月13日、2024年の設備投資計画を明らかにした。特別高圧および超特別高圧の基幹送電線を中心に、送電網の建設を加速。年間の総投資額は5000億元(約10兆2098億円)超を見込んでいる。
国家電網の設備投資計画は2022年に初めて5000億元を超え、2023年には5200億元(約10兆6182億円)を突破。3年連続で5000億元を上回る過去最大級の投資を継続する方針だ。
特別高圧送電網の建設加速
同社が2023年末までに建設した特別高圧の基幹送電線は、交流方式が19本、直流方式が16本の合計35本。2023年だけでも、河南省駐馬店市と湖北省武漢市を結ぶ供給電圧1000kV(キロボルト)の交流送電線を含む6本の特別高圧送電線が稼働した。
2024年も、武漢市と江西省南昌市を結ぶ供給電圧1000kVの交流送電線を含む6本の特別高圧送電線の年内完成を目指すほか、中国各地で特別高圧送電網の建設プロジェクトの推進を図る。
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