すぐに息切れする人が変わる「1回1分」の呼吸法 お金も場所も、道具もいらない呼吸筋の鍛え方
案外、知られていないことですが、実は、肺は自分で動くことができません!
「自分で動くことができないならば、どうやって呼吸しているわけ?」と思われたかもしれません。
呼吸をコントロールする方法とは?
肺はまわりにある筋肉に動かしてもらって、胸郭を広げたり、縮めたりしています。肺の呼吸を助ける筋肉は、首から下腹部にかけて20以上あり、これを呼吸筋と呼びます。なかでも、重要な役割を担っているのが、「横隔膜」と「肋間筋」の二大呼吸筋です。
息を吸うときの主力選手は横隔膜。ドーム状の形をしている横隔膜が収縮することで、肺を広げて息を吸わせます。
逆に息を吐くときは、横隔膜が弛緩し、肋間筋が胸郭を狭めることによって、肺が自然に縮んで息が吐きだされます。
普通の呼吸は、しっかり吸って、吐くのが受動的なのですが、私の提唱する「しっかりとした横隔膜呼吸」=「長生き呼吸」は、横隔膜が弛緩するとき、腹圧もかけ意識して吐き切って、吸うのが受動的! ここに違いがあります。
つまり、「長生き呼吸」をスムーズなものにするためには、「横隔膜」と「肋間筋」にうまく動いてもらうことが大切なのです。
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