格安中古100万円ポルシェ購入2年、維持費の真実 カイエンの車検代やガソリン代などを大公開
個人的には、2年間でエンジンやミッションなどの大きなトラブルもなく、オイル交換などの基本的なメンテナンスだけで済んだことに喜んでいる。購入した車両がワンオーナー&ディーラー整備記録簿付きで、丁寧に扱われてきた車両だったことも大きいが、意外に格安中古車でもトラブルなく走れるものなのだ。
安心して任せられるショップの必要性
ただ、こういった車両を維持するうえで、大切なのがメンテナンスを依頼するショップの存在。一般的には、購入した販売店、またはポルシェセンター(ポルシェ正規販売店)で点検整備、また車検を依頼することになるだろう。その場合、必要な作業を見極めて、しっかりと相談しながらメンテナンス計画を立てることが大切。古い車両の場合、言われるがまま修理を依頼していると、驚くような請求が来ることもあるので注意が必要だ。
余談だが、費用をかけて安心を買うか、自身で判断しながら費用を抑えるか、これが中古車ライフを楽しむうえで難しいところ。よく「ディーラー車検は高い」と言われるが、しっかりと対話すれば解決できることも覚えておいてほしい。
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「ディーラー車検は高い」と言われる真相と本音
自分の場合は、購入した中古車販売店やポルシェセンターではなく、付き合いのあるチューニングショップにメンテナンスや車検を依頼している。これも維持費を抑えて、安心して2年間乗れた要因のひとつだ。
作業を依頼したのは、神奈川県横浜市都筑区にある老舗チューニングショップ「レヴォルフェ S.A.」。こちらのショップは、パワーアップやドレスアップといった改造車がメインだが、一般的な中古車販売や修理、整備なども行っていて、裏方として有名ディーラーの作業も請け負っている実力派。カイエンの点検整備についても実績豊富で、ポルシェ車用の故障診断テスターを完備していたので、筆者自身も安心して作業をお願いしている。
こういったショップは敷居が高く、ディーラーや量販店に比べると入りづらく感じるだろう。ただ、経験が豊富で、カイエンのウィークポイントはもちろん、純正品ではなくOEM品やアフターパーツを使って費用を抑える方法なども熟知している。OEM品やアフターパーツの提案は、一般的なディーラーでは難しいので、それが魅力と言えるだろう。
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