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M-1で令和ロマンが発揮した「高度な衣装戦略」 ビジネスパーソンも活用できる「見られ方」の視点

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  • 森井 良行 ビジネスマンのためのスタイリスト
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服で役割を伝えていた令和ロマンの着こなし

優勝コンビ令和ロマンは、11月28日放送の「ナイツ ザ・ラジオショー」(ニッポン放送)というラジオ番組にゲスト出演されたとき、外見戦略の一部を披露していました。もちろん私も、その時点で「令和ロマンが優勝する」とは思っていませんでしたが、外見戦略を話していること自体に珍しさを感じたのです。

その内容は、ボケ担当である髙比良くるまさんが「『3回戦から準々決勝の間にメガネを伊達メガネに変えて、少しでも観客から目が大きく見えるようにした』と戦略の1つ目を披露」というもの。私は同番組が記事化されたネットニュースを拝見し、「見られ方が、漫才の伝わり方に影響を及ぼしている」という視点をお持ちの方だと思ったものです。

また当日着用していた衣装についてはBeginのインタビュー記事で解説されていますが、普段の格好ではボケ担当と認識されにくいという髙比良さんが「メガネをかけて髪を伸ばして、ちょっと変なスーツを着ているのも、すべてはボケって分かってもらうため」と語っていることからも、「見られ方」のコンセプトが伝わってきます。

そしてこの考え方こそ、「ビジネスマンが目指すべき服装戦略だ」と私は感じるのです。

余裕を感じさせた髙比良くるまさんの色彩効果

名刺交換をするとき、「第一印象で、あなたの立場や役割が伝わっていれば、その後のコミュニケーションは、想定の展開通りスムーズに進みやすい」もの。逆に「第一印象の段階で、何者であるか」というイメージが相手に伝わっていない場合、同じ発言内容だったとしても、相手に届く言葉のパワーが弱いのではないでしょうか。

うっすら紫かかった紺色スーツの髙比良くるまさんは、紫色をアクセントにしたペイズリー柄ネクタイと淡いパープルの無地シャツが調和した見事なコーディネートでした。色彩心理学で「高貴・ミステリアス」というイメージがある紫を、全身に配しエレガントに昇華していたからです。

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