目薬をさして「目をパチパチ」は医学的にNG行為 メントールに眼精疲労を癒す効果は期待しない
他にも、誤った方法として以下のようなものが挙げられます。いずれも、意識せずにやってしまいがちなやり方なので、注意が必要です。
●指定の量より多めにさす
たくさんさしても、効果は変わりません。1滴たらせば問題ありません。
●目尻に容器の先を当てて点眼する
容器の中に雑菌が入る原因になります
●点眼後に上を向いて、目のまわりの液を目に入れようとする
目のまわりの汚れや花粉、雑菌が目に入る
防腐剤が入っている目薬は1日5回以上ささない
目が疲れたと感じたときに、メントール配合の目薬をさす人がいます。メントールのスッとした清涼感が気持ちよく、クセになっている人もいるでしょう。しかし、メントールには眼精疲労を癒す効果は期待できません。
眼精疲労が気になったら、末梢神経の機能を高め、目の組織の新陳代謝を促す「ビタミンB6」か、内眼筋や末梢神経に作用してピント調節機能を整える「ビタミンB」が配合された目薬がおすすめです。
目の乾燥が気になるときには、涙の成分に近い「ドライアイ用」の目薬をさすといいでしょう。
ただし、市販の目薬には防腐剤が入っているため、あまり頻繁に使うと目がかぶれてしまう人もいます。
目薬は、「使えば使うほど、目にいい」ものではないので、市販の目薬の使用頻度は1日に3~4回程度にしましょう。
処方薬の中には防腐剤が入っていないものがあり、医師の指示で1日に4回以上でも問題ありません。防腐剤を使っていないぶん、使用期限が短かったり、保存方法が特別だったりするので、処方薬の使い方は医師の指示に従ってください。
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