鳥取はなぜ、マヨネーズを日本一愛するのか 「全国消費量1位」の裏側に見えた光景
5月下旬、スターバックスコーヒーの進出が話題になった鳥取県。日本で最後にスタバが出店した鳥取県は、最も人口の少ない県(57.4万人、2014年10月)でもある。その県庁所在地である鳥取市には、何とも意外なデータがある。こちらのランキングをご覧いただきたい。
2位 青森市(3060グラム)
3位 山形市(3027グラム)
※「マヨネーズ風調味料」含む
これは総務省家計調査「都道府県庁所在地別及び政令指定都市別ランキング」(2010~2012年平均)から割り出したランキングだ。鳥取市自体も「平成26年版『100の指標から見た鳥取県』で、マヨネーズ消費量が全国一であることを紹介している。
ちなみに、全国平均の消費量は同2640グラム。最下位の51位は那覇(沖縄)の同1380グラムで、東京が45位。「お好み焼き」を名物とする大阪は24位にとどまる。鳥取市民が全国一のマヨラーというのは、いったいどういうことなのだろうか。
取材班がまず向かったのは、キユーピー本社。マヨネーズ最大手のキユーピーならきっと事情を知っているだろうということで、広報担当者に尋ねてみた。返ってきたのは「今回初めて知りました」という答え。なんと、最大手メーカーでも知らない事実だったのだ。ますます真相を知りたくなった取材班は、鳥取へと向かった。
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