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新NISAで使える積立投資、見逃せない驚愕の成果 値下がりも怖くない、安いときに多く買える仕組み

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  • 福田 猛 資産形成コンサルタント
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積み立て投資は毎月自動的に口数を調整してくれるので、値下がりしたときに「損切りしなきゃ」、値上がりしたときに「売らなきゃ」と考えなくて済みます。

そして、一度増やした口数は減ることはありません。たとえ商品の価格が下がったとしても、100口買っていたのが90口に減ったりしないので、買えば買うほど量は増えていきます。

投資の成果は「価格×量」ですから、最後は価格が上昇したほうがいいという点は変わりません。

しかし、途中は下がっても良い。というより、下がったほうがありがたいのです。

この「下がってもいい」という考えこそが、積み立て投資信託を最強の資産運用法たらしめる「魔法」です。

価格が下がってもたくさんの量が買える意味

次の図をご覧ください。毎月1万円の積立投資を10年間継続したとします。

(出所)『この世でいちばん臆病な投資生活』より

投資金額は毎月1万円、10年間で120万円です。

スタート時の商品価格は1万円でしたが、7年後に2000円まで下がり、その後少し回復し10年目に5000円まで戻ったとします。その段階で売ることになったとき、商品の価格は買ったときより半分に下がっているので、利益はマイナスになっていると思うかもしれません。

ところが、実際には139万円に増えていました。10年間で19万円の利益です。これは、価格は当初の半値でも途中で下がったときにたくさんの量を買えたから、増えたのです。

それでは、次の図をご覧ください。同じ投資で1万円からスタートして5年後に2000円になり、10年後に元の1万円に戻ったとします。投資金額は10年間で120万円という点は変わりありません。

(出所)『この世でいちばん臆病な投資生活』より

この場合、なんと120万円は241万円と、倍に増えました。もし、この商品に120万円で「一括」投資していたら、株価が戻った段階でプラスマイナスゼロになるので、利益は出ません。やはり、積み立てだからこその恩恵です。

『この世でいちばん臆病な投資生活』(サンマーク出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ここまでお話ししてきたように、世界株式型の投資信託+積み立て投資を選べば、何もしなくても資産を増やすことが期待できます。

本来、資産運用はそうあるべきです。

「手っ取り早く1億円稼いで、セミリタイアしよう」とリスクの高い投資(というより投機)に手を出して一獲千金を狙うより、今の生活をキープしたまま、将来に備えるのが本来の資産運用です。

ウサギが次々にゴールしていても、自分のペースで資産をコツコツ貯められるカメが、最終的には人生の勝者になれるのですから。

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