新NISAで使える積立投資、見逃せない驚愕の成果 値下がりも怖くない、安いときに多く買える仕組み

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一方、積み立て投資の場合、相場を完全に無視できます。価格が上がってもいいし、下がってもいいという、相反することを両立させる方法です。

投資信託は次の式で自分の資産を割り出します。

【 価格×量(口数) 】

とてもシンプルですね。

積み立て投資は、毎月「量」を買い増ししていく方法です。量に着目すると、「価格」は上がるより、下がったほうが多く買えます。

たとえば、あるところにリンゴが大好きな家族がいたとします。この家族は全員でたくさん食べるために毎月1万円分、リンゴを買っています。

1月は、リンゴの価格が100円でした。そのため、「100個」のリンゴを買いました。

2月は、リンゴの価格が20円値下がりして80円でした。1万円で買えるだけの「125個」のリンゴを買いました。

3月は、リンゴの価格が元に戻り100円になりました。この月は1万円で「100個」を買えました。

さて、この3カ月で家族はリンゴを何個買ったでしょうか。

答えは「325個」です。

投資信託が冬の時代にたくさん買える理由

もしリンゴの値段が100円に固定されていたら、3カ月で「300個」しか買えなかったはず。それが、値下がりしたら25個も多く獲得できたのです。途中で価格が下がることで多く買えるのだと分かります。

投資信託もそれと同じです。

1口1万円の商品を毎月3万円で積み立てたとします。その商品が5000円に値下がりしたら、普段は3口しか買えなかったのが、6口に増えます。

つまり、値下がりしたら「量」を増やせるということです。

普通は値下がりはマイナスでしかありませんが、いい商品を普段より安くたくさん買えたら得ですよね。

それを1万5000円に値上がりしたときまで持っていたら、「価格×量」でかなりのリターンを得られます。

一方で、値上がりしたときは買える口数は少なくなります。けれど、それは高値になりすぎた商品を買うのを抑えられる効果があります。

このように、毎月同じ購入額を投資し、「安いときにはたくさん買い、高いときに少なく買う」方法を、「ドル・コスト平均法(dollar cost averaging)」と呼びます。

ただ、この名前を覚えておく必要はありません。「途中で下がったときほど得」だということだけ、覚えておいてください。

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