元いた会社へ「出戻り」社員が語る、驚く"心の変化" 転職でも独立でもなく「復職」を選んだ理由とは
ただ、制作という仕事は、毎日とめどなく放送されるテレビに追いかけまわされるように、作っても作っても終わりのない仕事のように思えて、苦しい時期があったそうです。
また、作りたい自分の感性や心があったとしても、番組やテレビ局の意向を優先することが当たり前で、ロボットのように感じることもあったそうです。そんな中、体調を崩し休職しました。
職場から離れて思い出した「仕事」への想い
休職したときは、元の会社に戻ることはまったく考えておらず、自分を苦しめてきた仕事、という印象でした。
ただ、改めてその場から離れてみると、気持ちが解放され、今までやりたかったことや、自分の将来について明るい気持ちを持てるようになってきました。
そこから、ふと、再び「テレビの制作がしたい」と思い始めたのです。忙しさによって忘れていた、自分が本当に制作でやりたかったことを思い出しました。
制作の渦中にいるときは、近視眼的で忙殺されてしまっていたのですが、こうやって離れてみると制作を通して社会の素晴らしい出来事を発信するという、大志があったことに気づきました。
そこから半年の休職を経て、元いた会社に復職し、今も働いています。
もちろん仕事は同じ状況なので、相変わらず忙しいようなのですが、今までのように近視眼的になりすぎず、大志に向かって働いているという実感が持てるようになってから、働くのが楽になったと言います。
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