元いた会社へ「出戻り」社員が語る、驚く"心の変化" 転職でも独立でもなく「復職」を選んだ理由とは

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このように、本業ではないスラッシュの片方は、ほんの些細で副業というには小さなものであっても、その人の働く価値観を整えてくれるものになっています。

ゆいさんのように、キャリアブレイクを経て、単純な復職ではなく人生を小さくデザインし直した人たちがいます。

「些細な変化」こそキャリアブレイクの本質

週に数時間、月に数時間かもしれませんが、その小さな生きがいや納得感は大きなインパクトを及ぼします。

『仕事のモヤモヤに効くキャリアブレイクという選択肢 次決めずに辞めてもうまくいく人生戦略』(KADOKAWA)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

もちろん、副業、複業のように大きく育てる人もいますが、それだけがすべてではありません。

小さな生きがいや納得感が心のバランスを保ってくれたり、心のバランスが保たれたおかげで本業のモチベーションがアップしたり、はたまた、小さな活動を通して出会った人や知った出来事が本業にとって良い影響をもたらしたりもします。

キャリアブレイクを行ったからには、どこか大きな変化が必要だと感じてしまう人もいるかもしれません。

実際は、その変化、転機というものが、他人から見ると小さな出来事に見えることも多いのです。

北野 貴大 一般社団法人キャリアブレイク研究所、代表理事

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きたの たかひろ / Takahiro Kitano

大阪市立大学卒。2014年、JR西日本グループに入社。JR大阪駅ビルの「ルクア大阪」をはじめ商業施設の企画マーケティングに従事。2022年、企画マーケティングを行う合同会社パチクリを起業・独立。2022年10月に、一時的な離職休職を肯定的に捉える「キャリアブレイク」という欧州の文化を輸入する一般社団法人キャリアブレイク研究所を設立。「月刊無職」の発行、オンラインコミュニティ「むしょく大学」や「無職酒場」などの活動、また法政大学大学院の石山恒貴教授と共同研究を行なっている。

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