「20代社員に助言請う」外資経営者、その"深い"意図 若手に学ぶ「逆転の発想」で新たな視点を得る

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また、デジタルに頼らずとも日本はインスピレーションにあふれた国です。街に出ればさまざまなデザイナーやアーティストの実験や作品に触れることができますし、店に入れば世界中から選りすぐられた商品が並んでいます。アメリカなどとは違い書店も多く、あらゆるジャンルの書籍を手軽に手に取ることができます。

私がIDEOのパロアルトオフィスで働いていたころ、アメリカの大企業であるクライアントの多くはインスピレーションを得るために日本へリサーチに行きたいとリクエストしていました。「日本では絶対に何か面白いことをしているだろう」と言うのです。海外から見れば、日本はインスピレーションの宝庫なのです。

日常の中にもインスピレーションの種はある

もちろんインスピレーションを得るうえで、今とまったく違う環境・人に触れたり、やったことがないことを試してみたりすることには即効性があります。

しかし、それだけではなく、気張らず日常的に続けられる範囲でも、インスピレーションを集める工夫をしてみてください。

毎日巡回するニュースサイトやアプリがあるのであれば、それ以外の、普段は見ていなかった(使っていなかった)ものを一つでもいいので追加してみる。そんな小さなことの積み重ねを習慣化することで、より広くインスピレーションのアンテナを広げ、豊かな好奇心を養っていくことができるはずです。

この好奇心が、さらに多くのインスピレーションを受け入れるための素地になっていくのです。

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