速い人が遅い人を引っ張るチームと速い人も遅い人に合わせるチーム、いったいどちらが先に目的地に着くでしょうか。
答えは、遅い人に合わせたチームです。
速い人が遅い人の手をつかんでぐいぐい引っ張っても、全体のペースが乱れて疲労もたまる。途中で脱落した人を待たなければいけないというムダも発生して、目的地に着くのは遅くなります。
遅い人に合わせると、全体のペースはずっと一定でムダが出ない。そして疲れも少ない。結局、最も効率的に短時間で目的地に着くことができるんです。
この話はビジネスにおいても当てはまります。チームでタスクをこなす時には、最も時間のかかる人にペースを合わせたほうが、チーム全体の生産性が上がるという有名な理論があるんです。『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』というビジネス書のベストセラーで紹介された「制約条件の理論」です。
残念なタイプの“一見デキる風”男子は、自分はどんどん先に行って、遅い人にイライラしていることがよくあります。本当にデキる男性は、遅い人に合わせて、チームが効率的に結果を出せるように振る舞っているはずです。
女性の土俵とは
スペックを競う男の土俵に上がって戦うことができる女性も、もちろんたくさんいます。でも無理してすべての女性が男の土俵に上がる必要はありません。女性には女性の「男性を見分けて操る」という土俵があるのです。
最後にボクの大好きなある女性起業家の言葉を紹介します。
「男は子どものようなものだと心得ている限り、あなたはあらゆることに精通していることになるわ ~ココ・シャネル」
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