東大院卒・元LINEトップ営業27歳がおにぎり屋に "即転身"の理由、「肩書は守るものじゃない」

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もちろん何もしていない中で過程が大事だと言うのは意味がないけれど、あくまで結果を求めて努力した過程に、結果がついてくるだけ。ついてきただけだから、守るものでもない。

つまり私にとって、東大を卒業したとか、LINEに入社したとか、ベストルーキー賞を受賞したとか、そういったことは、努力した過程の通過点に過ぎません。

仕事や場所が変わっても、その人の価値は何も変わらない。LINEに入ったことで私自身が変わったのではなく、肩書が「LINE社員」に変わっただけ。

自分の価値を肩書に依存しなかったことで、本当にやりたいことに挑戦できたのだと思います。

接客中の川原田さん(写真/本人提供)

やりたいことは「今やる」でいい

私は「何年後にこうなりたい」といったキャリアプランは基本的に考えません。

「5年後にこうしよう」ではなく、「今やろう」って考える性格なんです。「やりたいことは今やる」でいいかなって。5年も寝かせる必要はないですよね。

出産や育児で一時的に職場を離れることについて考えているスタッフも多いですが、私個人としては、今後子どもが欲しいと思ったときに自分のキャリアをどう整えるか考えればいいと思っています。

自分を取り巻く環境ややりたいことって、そのときにならないと分からない。

だから今は、せいぜい2年先くらいのことまでしか考えていません。

うまく生きようと気負ってキャリアプランを最初からしっかり固めちゃうと、「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」ってストレスを感じてしまいますよね。

それなら私は「やらなきゃ」よりも「やりたい」に素直に生きたい。それでうまくいかなかったら、それは私の実力不足だから次はもっと頑張ればいい。

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