東大院卒・元LINEトップ営業27歳がおにぎり屋に "即転身"の理由、「肩書は守るものじゃない」
だから、電話を頂いたその場で「やります、いつからですか?」と即決しました。悩んだところで、「やる」という結論は変わらないと思ったんです。
「勝てるチーム」を目指し、1人ひとりの思いをとことん聞く
そうしてRICE REPUBLICに入社してからは、まずは虎ノ門の『TARO TOKYO ONIGIRI』でアルバイトの店員と同じように働いて、業務を覚えることから始めました。
とにかく現場を見て学びたかったので、毎日店舗に立っていましたね。
積極的にお客さんに話し掛けてリアルな声を集めたり、お客さんが商品を見ているときに「どの商品を見て、何を選んだのか」を観察したりしていました。
お客さんの声や行動は、商品コンセプトを決めるヒントになります。例えば、400円の大きいおにぎりを手に取って戻したお客さんを見つけたら、「200円くらいで、かわいらしい大きさにしたほうが買ってくれるのかな」という発想につながります。
アルバイト期間中から心掛けていたのは、「つねに現場に入ること」「つねに明るく振る舞うこと」「スタッフといっぱい話すこと」の3つ。
立ち上がったばかりの会社なので、まずはお互いを知って「一緒に働きたい」と思える関係性を築くことが欠かせないと考えていました。
アルバイトや社員といった雇用形態に関係なく、「将来どういうことをやってみたくて、その上でなぜ今ここにいるのか」を1人ひとりにとことん聞く。
そうやって代表がメンバーそれぞれの思いを集約して、その熱量を同じ目的に向けられる組織って本当に強いんです。