「仕事が忙しすぎて結婚できない」は真実か 32歳、婚活のために転職すべきか?

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また、婚活がうまく進まない、思ったような人と出会わない、ということもありえる話。そのときは、あなた自身が、精神的なものだけでなく、経済的にも大きなリスクを負うことになってしまいます。

たとえ、すてきな出会いがあって結婚や出産に至ったとしても、不確実な未来を一緒に生きていくに際して、あなたが「仕事を頑張っている」ことは、ふたりにとってのリスク回避策になり、選択肢を増やしていくことにだってなるかもしれないのです。

本当に、何かを捨てなければいけないの?

「何かを選ぶときは、何かを捨てなければならない」とよく言われますが、そんなことばかりとは限らない。「仕事も面白い。婚活もしたい」ということであれば、両方を取るためにはどうしたらいいのか、考えてみてほしいと思うのです。

働く大人の女性にとって、仕事を面白がっていたらプライベートを捨てたような気になってしまう、というのはよくある話だけれど、逆に、仕事がつまらなければプライベートも楽しめないという面もあるかもしれないですよね。

仕事が楽しければ、ハードワークな職場を変えていくために自分が何ができるか考えられる。もっと面白い仕事やポジションを求めて、前向きな転職活動にだって踏み出せる。楽しそうに仕事の話をする女性は本当に魅力的です。無理に「究極の選択」にして、何かを捨てる必要なんてないんじゃないかなぁ。

無理に「究極の選択」にする必要なんてありません。そして、これから先の人生でも、「このままでいいのか」という不安は永遠に付きまとうテーマ。さらには、何かを選択した後だって「あれでよかったのか」と思い悩む日々も必ずつきまといます。

「不安でたまらない」ときは、ぐるぐる考えていると、さらに不安が増して、自分を追い詰めてしまいます。課題を一つひとつ明確にしながら、できることからやってみる。そして、自分がちゃんと選択できたと認めてあげる、そういうことも大事かなと思います。「不安でたまらない」ということは、悩む時間があるってことなのよ(笑)。まだまだ毎日を充実させる手はあると思うなぁ。立ち止まってばかりいると動けなくなる! まずは一歩、進んでみるといいと思います。

堂薗 稚子 ACT3代表取締役

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どうぞの わかこ / Wakako Dozono

1969年生まれ。1992年上智大学文学部卒業後、リクルート入社。営業として多くの企業を担当し、数々の営業表彰を受ける。管理職として、多様な雇用形態の組織の立ち上げやマネジメント、『リクルートブック』『就職ジャーナル』副編集長などを経験。2004年第1子出産。2007年当時組織で最年少、女性唯一のカンパニーオフィサーに任用され、事業責任者、「リクナビ派遣」編集長を務める。2010年に第2子出産後はダイバーシティ推進マネジャーとして、社内外女性のメンターを務めつつ、ワーキングマザーで構成された営業組織の立ち上げ、マネジメントを担当し、彼女たちの活躍を現場で強く推進した。経営とともに真の女性活躍を推進したいという思いを強くし、2013年退職。株式会社ACT3設立、代表取締役。女性活躍をテーマに、講演や執筆、企業向けにコンサルティングなどを行っている。2013年2月、リクルート在籍時に東洋経済オンライン「ワーキングマザーサバイバル」連載に登場。FBのいいね!数が6000を超えるなど、話題となった。

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