このような「イジリ」に対して使えるのが 「たとえ返し」 の技術です。
相手の他愛なく盛り上がりに欠ける「イジリ」に対して、「〇〇みたいに」とたとえてあげることによって、笑いを生み出すことができます。
ちなみに、たとえるために必要な技術は、共通認識となっているものを連想することです。
例えば、例文のような「お金持ち」と聞いて、共通認識となっているものは何かを連想してみてください。
イーロン・マスクや叶姉妹などが思い浮かぶのではないでしょうか。
このようにたとえることで、「イジリ役」の非常に伝わりづらい優しさを酌み取り、笑いを生み出してあげましょう。
そうすることで、この場の手柄はすべてあなたのものになります。
「無視できないが無礼」なイジリへの返し
最後は、「無茶なイジリ」です。この「イジリ」をする人は、無礼な人が多く私は苦手です。
余談ではありますが、私がお笑い芸人から社会人へ転職したばかりの頃は「無茶なイジリ」をよく受けておりヒドイものでした。
例えば、「元お笑い芸人だったら、面白い話してよ」など。
そんなときの私の返しは、空気をぶっ壊してやろうと思っていたので「最低で下手くそなイジリだな!」と返していました。
ちなみにまれに今でもあるのが、講演会の最初に「それでは爆笑の講演を……」と私にマイクを渡す方もいます。
そんなときは、「ハードルが上がったので、少し下げてから講演を始めますね」 と笑顔で受け答えします。
さて、このように「無茶なイジリ」は、基本的に無礼なので無視でいいと思いますが、念のため、「ノリ返し」 という技術があるので伝えておきます。
ただ紹介はしますが、この「ノリ返し」は、あまりお勧めしない理由があります。
それは、そもそも「無茶なイジリ」を受けた時点で、何をしても笑いを取ることが困難な状況にあるからです。
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