中国自動車大手「輸出拡大の次は現地生産」の野望 広州汽車集団、2030年の海外販売50万台目指す

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中国は日本を抜いて世界最大の自動車輸出国となった。写真はマレーシアで開業準備中の広州汽車集団の販売店(同社ウェブサイト)

「中国車の海外進出はまだ始まったばかり。輸出の次のステップは、当然ながら海外での現地生産だ」

中国の国有自動車大手、広州汽車集団の総経理(社長に相当)を務める馮興亜氏は、10月12日に広東省広州市で開催された国際ビジネスフォーラムで、海外事業拡大への強い意欲を表明した。

2023年の上半期(1〜6月)、中国は日本を抜いて世界最大の自動車輸出国となった。中国海関総署(税関)のデータによれば、上半期の中国の輸出台数は234万1000台。一方、日本の輸出台数は(日本自動車工業会のデータによれば)202万3000台だった。

「技術力で勝負できる」

しかし馮氏は、現実を冷静に見据えている。「トヨタなどの日系自動車メーカーは、本国での生産台数の数倍を海外で現地生産している。中国メーカーの海外事業は、マラソンに例えればまだ『最初の5キロメートル』を走ったにすぎない」(馮氏)。

そのうえで馮氏は、中国の自動車メーカーの強みと課題について次のように語った。

「近年の中国車は、EV(電気自動車)シフトやクルマのスマート化で世界の自動車業界に先行し、価格の安さではなく技術力で勝負できるようになってきた。とはいえ、中国メーカーは海外の消費者の好みをいかに製品に取り入れるかなどについて、(欧米や日本の)グローバル・メーカーから学ばなければならない」

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