たっぷり貯金したいなら、家計簿をつけなさい おカネが貯まる人は楽しんで実践している

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だから、家計簿をつけるときには、何か効果が見えるようにしなければなりません。たとえば、先月に比べて今月は3000円も多く貯蓄に回すことができたら、また来月も頑張ってみようと思えるじゃないですか。

「どうして3000円も多く貯蓄できたのだろう」

「あ、スタバに行く回数を半分に減らしたからだ」

という気付きにつながっていけば、家計簿を付けるモチベーションは、断然に上がっていきます。

漠然とつけず、具体的なアクションに結びつける

つまり家計簿は、ただ漠然とつけているだけでは何の効果も得られません。ほんのちょっとでも良いから具体的なアクションを起こす。それで初めて、家計にプラスの効果をもたらすのです。

前出のように、スタバに行く回数を減らした結果、前月に比べて3000円も多く貯蓄できたなどというのは、まさにその好例といっても良いでしょう。その積み重ねが、自分自身の資産を築いていくことにもつながっていくのです。家計簿をつけるのは、資産形成の第一歩といっても過言ではありません。

もうひとつ、前出のマネーフォワードの別のアンケートでは、「貯金をうまくすることができず悩んだ経験はありますか?」という設問が設けられていて、それに対する回答は次のようになりました。

ある・・・・・・45.3%
ない・・・・・・43.0%
わからない・・・・・・11.7%

 

前述したように、家計簿と資産形成は密接につながっています。貯金をうまくすることができずに悩んでいる人は、家計簿をつけるだけで満足している恐れがあります。もちろん、それではおカネなど貯まるはずがありません。

家計簿の数字を見て、どこに無駄があるのかを把握したら、それをどんどん削っていく。こうして初めて、おカネを貯めることができるのです。

井戸 美枝 ファイナンシャルプランナー

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いど みえ / Mie Ido

神戸市生まれ。 関西と東京に事務所を持ち、年50回以上搭乗するフリークエントフライヤー。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とする。『世界一やさしい年金の本』(東洋経済新報社)、『知らないと損をする国からもらえるお金の本』(角川SSC新書)、『現役女子のおカネ計画』(時事通信社)、『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!』(日経BP)『親の終活、夫婦の老活 インフレに負けない「安心家計術」』(朝日新書)など著書多数(ホームページ​経済エッセイスト井戸美枝FBページ)。

 

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