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そごう・西武売却のセブン&アイ、売上増のナゼ 決算書から見えた「大型買収」の威力とは?

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  • 佐伯 良隆 グロービス経営大学院教授(ファイナンス)
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次に、これらの資産増加の元手をみてみましょう。

(出所:「100分でわかる! 決算書『分析』超入門 2024」)

買収前と比較し、負債合計は2.8兆円増加(28)。増加分のうち、流動負債は4827億円(17%)(29)、固定負債は2.3兆円(83%)(30)と、ほとんどが固定負債の増加です。なかでも社債は一昨年から前年にかけて約1兆円増えており(31)、買収資金の約半分を社債の発行によって手当てしたことがわかります。

一方、当期の純資産は3.6兆円(32)で、自己資本比率は32.9%と買収前に比べ5.5ポイント減少。ただしネットD/Eレシオは前期0.5倍から当期0.4倍に改善。数値も低く安全性に問題はなさそうです。

「そごう・西武」売却、オリジナル商品強化…経営効率化の前途は

<投資家はココに注目!>

同社は、投資ファンド等から経営の非効率性を指摘されてきた。経営効率を高める方策として、アパレルからは撤退、百貨店のそごう・西武を売却する決定を下した。譲渡関連損失として約1331億円の特別損失を計上する結果、24年2月期の連結純利益の見通しは前期比18%減の2300億円へと下方修正された(23年9月現在)。

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他方、イトーヨーカ堂は、食品におけるコンビニ事業とのシナジーを見込み維持されるが、国内事業をオリジナル商品強化で成長させることができるかに注目だ。海外コンビニ事業については、今後EVへのシフトでガソリン需要が減ると見込まれるなか、事業をいかに成長させるかが課題だろう。

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