「育休→タイで1カ月半子育て」した僕が驚いた事 タイは「子どもファースト」の国だった

拡大
縮小

僕が行ったそのレストランは、高級タイ料理のお店ですが、ベビーカーでの入店可で、行けば他にも子連れが何組かいて、隣のテーブルの人も子どもを笑わせたりしてくれて、さらには僕らが食事中にお店のスタッフが子どもを抱っこしたり。また、高級ホテルでのアフタヌーンティーもベビーカーでの子連れOK。僕の子どもは0歳ながらにアフタヌーンティーデビューを果たしました。

まだまだ日本にはそういった「子育て世帯が外食を躊躇うことのない環境」が少ないと思います。そういった環境を作っていくことも、子育て世帯の負担軽減につながるため、そんな社会の実現も一つの子育て支援の手段だと感じています。

育休にも「休み」は必要だ

短期間ではありますが、そんな子育てフレンドリーな環境で過ごしたからか、我が子は3カ月半で寝返りを始めたり、そのまま数日で寝返り返りも習得したりと、異国の地での子どもの成長にもいい影響がある……気もしました。

ただ、そんな異国の地での子育てでしたので、特に医療機関は念入りに調べて行きました。タイでも子育てできそうだと、我が家の決め手になったのは、「日本語が通じる病院がある」ことです。

タイにあるいくつかの大きな病院では、そもそも日本人専用で日本語対応可の受付があり、診察時も通訳がついて日本語でやりとりできたり、日本語が使える医師がいるケースもあります。これは旅行の場合にも言えることですが、万一に備えて、そういった安心できる医療体制があることは、渡航を決めるうえで一番大きな要因となりました。

そんな育休を通じて、僕自身のいちばんの気づきは、仕事と同様に、育休にも「休み」は必要ということです。ちょうどタイ滞在中に、タイは旧正月を迎え、街の至る所で水かけ祭りが行われることがありました。

さすがに0歳児を連れて行けるようなお祭りではないですが、義理の母が子の面倒を見てくれるというので、出産後初の夫婦2人でのお出かけで、バンコクでもいちばん盛り上がるカオサン通りの水かけ祭りへ行くことにしました。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT