多くの日本人が資本市場の恩恵を受けていない
アメリカでは株価の上昇が、3億3000万人超いるアメリカ人の幸せに直結しています。
株価が上がれば、投資信託を通じて投資している個人の資産価値が上がり、老後の生活資金を賄う年金のリターンが高まり、企業活動も活発になり、経済全体の底上げにつながります。さらに、大学が寄付金基金を運用するエンダウメント投資のリターンが向上し、大学で学ぶ学生にとっても、その恩恵を享受できる仕組みになっています。
このように、生活のさまざまなところで資本市場にコミットしているため、逆にアメリカでは株価が上昇し続けないと、基盤そのものが崩れ落ちる恐れがあります。
だからこそ、そうならないようにするため、企業は常に業績を伸ばす努力をし、自社株買いや配当などで株主からの期待に応え、さらに年金基金やファンドなどの機関投資家は、受益者からの負託に応えるため、受託者責任(フィデューシャリー・デューティー)を忠実に守ろうとしているのです。



















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