68歳アグネスさん「食・運動」以外の"若さの秘訣" 文句や愚痴は「美」の大敵!心の健康と好奇心が大切

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そのために、出会った物事を面白がって、毎日の「キラキラ」を増やすことが大切です。しかもただ関心を持つだけではなく、感動することが重要です。

「隣の赤ちゃんはもう歩き出した! 可愛い! 我が子にもそんな時期があったな……」「バスが今日もぴったりの時間に来た! すごい!」と小さなことに感動するたびに、脳が若返るのです。

(写真:本人提供)

感動ができる自分を保つことこそ、若さを保つ究極の方法と私は思います。

シワがあっても、顔にたるみがあっても、笑顔が優しく、目に輝きがあれば、人は若く見えると思います。

若くても、無気力で、無表情の人は老け込んで見えます。

自分の歳はただの数字です。身体が老化していくのは仕方がないとしても、精神的には若いままで保つことができると思います。

そもそも美の基準は百人百通りだと思います。

文句や愚痴は「美」の大敵

中国語では「情人眼里出西施」という言葉があります。

恋人の目から見ると、好きな人は中国の四大美人の1人である西施のように見えるという意味です。でも、世の中の多くの人は、誰から見ても美しいと思われる基準の「美」を追求するために、人生の多くの時間を費やしています。

正直、私も仕事柄、外見には気をつけるようにしています。若い頃はあまり気にしなかったのに、歳を重ねて、むしろ気にするようになりました。

人が自分を見て、がっかりしない程度の容姿は保っていたいと思っています。

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人並みにクリームを塗ったりしていますが、エステや美容整形はしていません。

その代わり、食事に気を使ったり、運動をしたり、身体の調子と心の調子をいつもベストにすることを心がけています。

でもそれ以上に大切なのはやはり心の健康です。ほがらかな気持ちを持つことが「美」にとって一番重要だと思っています。

あまりイライラしないようにして、心をいつも明るく保つことが「美」の基本です。

そうすれば、毎日笑顔でいられるようになります。

よく私は自分に「今日も元気で感謝ですね」「アグネス、お前はラッキー、感謝しましょう」と言っています。

そうすると、心の中のしこりが消えていくような気がするのです。

文句や愚痴は「美」の大敵です。いつも心をほがらかに、おだやかに保っていたいものです。

1回目:『スタンフォード合格後に妊娠発覚した彼女の迷い
2回目:『人気絶頂期の歌姫があえて「留学」を選んだ事情
アグネス・チャン 歌手・エッセイスト・教育学博士

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あぐねす ちゃん / AGNES CHAN

ユニセフアジア親善大使・日本対がん協会微笑み大使・大阪経済大学客員教授

1955年8月20日香港生まれ。14歳で香港デビュー、17歳の時に『ひなげしの花』で日本デビューし、トップアイドルに。 上智大学国際学部を経て、カナダのトロント大学(社会児童心理学)に留学。85年に結婚、翌年の86年に長男を出産。89年、米国スタンフォード大学教育学部博士課程に留学。留学中の89年に次男を出産。94年に教育学博士号(ph.D)を取得。96年に三男を出産。芸能活動ばかりでなく、エッセイスト、日本ユニセフ協会大使、日本対がん協会「ほほえみ大使」など文化人として幅広く活躍。息子3人全員がスタンフォード大学に合格したことでも話題に。著書に『スタンフォード大に三人の息子を合格させた50の教育法』(朝日新聞出版)など120以上の著作を世界各地で出版。   

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