バービー「もう芸人辞めようか」無茶を重ねた20代 30代でガス欠状態に陥った彼女を救った転機
正直、私自身が10代、20代の時から何か変わったわけではないんです。
昔からずっと自分の着たい服を着ていたし、自分の理想のボディーラインを大事にしているだけ。
それが「セルフラブ」とか「ボディーポジティブ」のアイコンのように扱っていただけるようになるなんて、時代の方が変わったんだなという感じです。
芸人のあり方だって多様化しているし、何かをきっかけに環境が一変することってあるんですよね。
だから、世間からどう見られるかとか、人の声なんて気にしなくていいと思います。ありのままの自分でいればいいんです。
「替えの効かない自分」になるために
ただ、20代の頃と今とでは仕事に対する考え方はガラッと変わりました。
20代の頃はずっと緊張していたんですよ。お笑いなんて食うか食われるかの世界。どんなに忙しくしていても、5年〜10年後、同じように仕事ができているとは限らない。
もっと言えば、1年後に自分がどうなっているかさえ全く分からない世界です。
そのサバイバルに自分は生き残れるのかーー。いつも崖っぷちのハラハラ感と戦っていました。
今はそういう緊張感はなくなりましたね。将来の保証がないのは今も昔も同じなのですが、なぜ心理的な安心を得られるようになったのかというと、さまざまな仕事の経験を積んで「替えの効かない自分」に近づけたからだと思います。