多忙でも資格試験に合格する人が実はやってる事 移動時間に効率的にアウトプットをする方法
もう一つ、重要なポイントがあります。
移動時間のインプットを効率化させるためには、テキスト選びが重要です。理想は1科目につき1冊です。そして、平易な言葉で書かれており、薄いながらも試験範囲を網羅している優秀なものを選びましょう。
社会人の独学受験生が避けるべきなのは、分量が多く、難しい言葉で書かれている本です。具体的には、大学の研究で使うような、ハードカバーの分厚い本です。このような本は学問研究には必須だと思いますが、時間のない受験生には向いていません。
移動中の勉強に合ったテキスト
理由は単純で、読むのに時間がかかるからです。テキスト選びは試験の合否を分けるほど重要なので、情報収集を怠らないようにしましょう。
これを踏まえて、合格までに必要なテキストを整えたら、あとは徹底的にそれを読みこみます。ルーティンをつくり、毎日同じ分量を読み進めていければ望ましいです。最初は内容がわからないため読み終えるのに苦労しますが、二周、三周と繰り返すうちに、読むスピードが自然に上がっていきます。
「速く読む」ということはとても重要です。なぜなら、速く読めば読むほど、周回のスピードが上がり、同じ論点に触れる機会が多くなるからです。多くなれば、必然的に理解が進みます。
社会人の独学受験生は、専業受験生に絶対的な勉強時間ではかないませんので、スピードを重視して学習効率を高める方向性を目指しましょう。
私が受験していたときは、司法書士試験と公認会計士試験は、インプットとアウトプットを並行して行い、10日ほどで試験範囲を一周するペースで勉強していました。行政書士試験も同様の条件で、5~6日で一周していたように記憶しています。