男性婚活で如実「恋愛弱者と強者」残酷な格差 アプリでは平均的なモテ男も苦戦する

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とはいえ、日常生活において恋愛強者男性であるからと言って、婚活市場で安泰とは言えないのが婚活市場の面白いところです。例えばマッチングアプリを利用している女性が、自分が交際相手に求める対人魅力(容姿・社会的地位・年収・資産)をもとに好みの男性をピッキングした際、どう見えてしまうでしょうか?

女性の前に現われる4パターンの男性

先程指摘したように、女性はマッチングアプリ上では対人魅力で比較検討して、好みの範囲に入る男性をピッキングしていくことが可能です。さしあたってプロフィールページを一目で比較できてしまう容姿と、フィルタリング可能な収入で求める男性を探索していく中で、女性の目の前には、①高収入イケメンの超ハイスペック、②イケメンだが低収入の容姿モテ男、③容姿にハンデがあるが高収入のリッチマン、④条件は満たしているが、突出したものがない平均的モテ男、の4パターンの男性が現れることになります。

男性側がショットガンアプローチを繰り返している婚活市場で、数多くのマッチング申込みの中から、女性が最優先で申し込む対象が超ハイスペック男であることは容易に予想できると思います。そうすると、日常生活の中では「魅力的」に見える男性も、婚活市場では「超ハイスペック男性」と「それ以外」という格差が生まれてしまいます。

「平均的モテ男」と「リッチマン」、「容姿モテ男」のどちらが婚活市場で有利になるかは微妙なところですが、おそらく容姿や収入・資産で突出した価値を有するリッチマンや容姿モテ男の方が、突出した価値が見えやすい分、若干有利になるのではないかと私は考えています。

このように、「まず対人魅力でフィルタリングされる」という婚活支援サービスの持つ特徴と、比較されて格差が生じてしまうという婚活市場の力学を踏まえると、男性の婚活戦略は「自分磨きとショットガンアプローチ」という、単純なものではないと言えるのではないでしょうか。

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