イーロン・マスク「やみくもではない」判断力の本質 挑戦を恐れない「アニマルスピリッツ」の真髄

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「イーロン・マスク氏はいうに及ばず、アニマルスピリッツといわれても、自分は野心なんてそれほど持っていないし……」

そんな人もいるかもしれませんね。

こうした考えに及ぶのは、実は脳の働きが大きく関係しています。

アニマルスピリッツを持っていないと考えてしまうのは、意外なことに脳が正しく働いているためなのです。野心的に動けない人の脳とは、前頭葉が指示通りに機能して、抑制が利いてしまっている状態の脳のことです。

眠っているアニマルスピリッツを呼び起こす

例えば、「なぜ、日本人はすぐに決断し、行動に移せないのか」という議論がたびたびなされていますよね。ですが、この理由も真面目な日本人が決まったルールや周囲の目を気にするところからきているのです。

「こんなことやったら周りにバカにされるかもしれない」

「どうせ出る杭は打たれるのだから、じっとしておくほうがいい」

こうした考えが脳の抑制となり、新しい行動にブレーキをかけているのです。

脳のモビリティーを高めて新しい行動を生み出すためには、自分の中に眠るアニマルスピリッツを呼び起こす必要があります。

では、いったいどうすればアニマルスピリッツを呼び起こすことができるのか。そのための手掛かりが前頭葉の脳の抑制にあるのです。

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