PTAが忌み嫌われる「3大原因」はこれだ!

なぜか横行する「無理」と「無茶」

PTAでは本来の目的が忘れられ、「前年どおりの活動」が目的化しやすいことは前回記事で述べたとおりですが、これと同時に「仕事をみんなで平等に負担すること」が目的化してしまうことも、よくあるのです。

「平等・公平」第一で、無視される個人の事情

本来、PTA活動は「やりたい人がやるもの」であるはずですが、加入が強制になっている(選べない)うえ、「1クラスから委員を○人選出する」などといった決まりがあるため、やりたい人がいないときでも、無理やり「誰か」を選ばざるをえません

すると過去に委員や役員の経験がない人が「ズルイ」という目で見られ、役職を押し付けられたり、じゃんけんやくじ引きで「公平に」誰かが選ばれたりしてしまうのです。

しかし実際はもちろん、「誰でも、いつでも」PTA活動に参加できるわけではありません。

身体や心に病気を患っている人や、ひとり親など「家計を支えるので精いっぱい」という状況の人もいますし、パートナーや親の介護をしている人もいます。また平日日中の活動にせよ、土曜や夜の活動にせよ、都合が合わない人だって必ずいます。

そういった事情をいっさい無視して、「さあ、やってください」というのですから、それは無茶な話です。嫌な空気にならないはずがありません。ですから、まずは「見た目ではわからなくても、保護者の中にはいろんな状況の人がいる」ということを、みんながよく理解しておく必要があります。そしていちばん大切なのは、「やりたい人だけでやる形」をつくることでしょう。

そもそも、なぜ「平等の負担」を求めてしまう人がいるかというと、その人が「やりたくないのに、やっているから」です。もしみんな「やりたくてやっている」のであれば、「やりたくない人にやらせよう」という発想は出てきません。

「平等な負担」を目的化させないためには、「やりたくない人がやらないで済むシステム」をつくることが必要不可欠です。たとえば、「1クラスから委員を○人ずつ選出する」という“委員会制”をやめるのもいいでしょう。

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