以前も紹介しましたが、最近は“委員会制”をやめて、個々の仕事について人を募集する“ボランティア方式”を採用するPTAも増えています。やりたい人がいないときでも無理やり「誰か」を選ぶ形をやめれば、「平等な負担の目的化」は、だいぶ避けられると思います。
想像を絶する、グダグダな進行
「会議や作業の効率が悪くて、とても耐えられない」という声も、しばしば耳にするところです。たとえば、よくあるのはこんなシーンです。
これらは、時間に余裕がある人にとってはあまり苦にならないことかもしれませんが、仕事や介護に追われる忙しい人にとっては、なかなかの拷問です。「PTA、勘弁して!」と思われるのも、無理はありません。
こういった場面に出合ったときは、率直に「こんなふうに変えてもいいでしょうか?」と、効率化を提案するのがよいでしょう。
たとえば、こんな感じです。
働いている人に限らず、専業主婦(主夫)でも忙しい人は多いので、提案してみると意外と歓迎されるかもしれません。「これまで誰も指摘しなかったから、ただそうしていただけ」ということも、実は多いのです。
ただし、提案をするのは「周囲の人と、ほどほどに信頼関係を築いてから」がおすすめです。いくら理にかなった提案でも、人によっては「今までのやり方を否定された」ととらえ、傷ついてしまう(しばしば攻撃の形をとる)ことがあるからです。「敵ではない(利害が共通している)」ことを示したうえで提案をすると、比較的受け入れられやすいと思います。
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