「ChatGPT苦手な人」はただ1つのコツを知らない 稼げるようになる人は何を大切にしているのか

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一方で、はっきりと「こんなことを試してみたい」や「メール作成を任せたい」といった意図がある人は、ChatGPTをどう活用すればいいかアイデアが次々と湧いてくることでしょう。これを365日続けると、どれだけの差が生まれるかは明白です。

メール作成が苦手な方は、ChatGPTにメールを書かせることが日常になり、報告書も書かせることができるようになります。これが毎日続くことで、自分自身の意図を表現する力が、自分ならではのアウトプットにつながっていくのです。

そういった「意図」をきっかけにChatGPTなどのAI活用に慣れた人が結果的にAIの活用もどんどん上達し、人の何倍も効率的でクリエイティブな仕事をすることが可能になります。それが稼ぐ力につながるのです。

意図を明確にするうえで一番大切なこと

では、意図を持つためにはどうしたらいいのでしょうか。意図は、他人からの要請だけでは思いつくものではありません。自分自身が心から「これをしたい」と思える心が重要なのです。そして、意図を明確にするうえで一番大切なことは、「楽しむ」ことです。

「楽しむ」のに「大きなこと・小さなこと」もなく、「社会貢献」のような大義も必要ありません。ただ話していることが楽しい・調べているのが楽しい、など、小さな意図で十分です。したがって、もしかしたら現在の仕事に対する考え方を変える必要があるかもしれません。仕事を「会社のために」や「社会のために」と捉えるのではなく、「これが楽しい」「こんなことを試してみたい」という、小さな意図・小さな幸せを意識して取り組むことが重要になります。

例えば、もし「チームワークを感じることが快感」という人であれば、チームワークを生み出すアクティビティを作りたいという意図が自然に湧き上がるはずです。それを明確に言語化します。意図を実現するために、ChatGPTやMidjourneyといったAIツールを活用すれば、さまざまなアイデアが広がると思います。

また、もし「自分の意見をしっかりと伝えることが楽しい」と感じる人は、どのようにして話が伝わるかについて、ChatGPTに相談するのも1つの方法です。

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