この暑さいつまで続くのか?秋の天気を徹底解説 2023年は気象庁が統計を始めて「最も暑い夏」に

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
8月10日の最高気温(出典:weathermap)

今年2回目の40℃以上を観測したのは、8月10日です。

台風から来る暑い空気に加えて、フェーン現象(山を越えた暑い空気が流れ込むことによって、風下で気温が上がる現象)が発生する東北の日本海側と北陸で特に気温が上昇し、石川県の小松で40.0℃を観測しました。

北国でも暑くなったのはなぜ?

北日本でも極端に気温が高くなったということが、この夏の特徴の1つです。主な理由は2つ挙げられます。

1つは、高気圧がいつもより北に偏っていた時期があったことです。

8月23日の天気図(出典:weathermap)

こちらは札幌で36.3℃が観測された8月23日の天気図です。高気圧が北日本を中心に張り出しています。北海道だけでなく、秋田38.5℃、山形県酒田市の浜中38.9℃など、北日本で観測史上1位の暑さが続出しました。

もう1つは、北日本周辺の海水温が記録的に高くなったことです。

8月下旬の海面水温(平年差)(出典:気象庁)

8月下旬は、北日本周辺で平年より5℃以上高いところがあります。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事