サッカー選手と筑波大助教を両立、41歳彼女の野望 安藤梢「年齢はただの数字でしかない」

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自分の視野が広がって、日本全体で女性アスリートがもっと活躍できるような環境づくりをどうやっていくべきかなど、スポーツ全体のことを考えるようにもなりました。

(C)URAWA REDS

それもこれも新しいことに挑戦したからこそ得られたものだし、大学でもまた「自分の伸びしろ」を実感する毎日を過ごせています。

最初は怖くて苦しくても、まずチャレンジしてみる。すると、そこからもっと学びたいことややってみたいことを発見することができる。

このサイクルがあるからこそ、長く仕事を続けられるし、仕事に楽しみを見いだせるんじゃないかと思います。

人生100年時代は、新しいことを拒絶しないマインドで

今は人生100年時代と言われていますけど、これからの時代に長く働き続けていくためには、自分なりの目標があることってやっぱり大切なんじゃないでしょうか。

目標といってもそんなに大それたことじゃなくてもよくて、「●●をもっと深く知りたい」とか「●●をもっと上達させたい」とか、自分なりに「やりたい」「そこに向かいたい」と心から思えるようなこと。

私の場合は「サッカーが好きだから、もっとうまくなりたい」「世界で通用する選手になりたい」というシンプルな目標が、原動力になっています。

ただ、現実には目標がなかなか見つからないという人もいますよね。「好きなこと」「やりたいこと」が見つからないという声もよく耳にします。

そういう人に私から1つお伝えするとすれば、「新しいことを拒絶しないで」ということでしょうか。

会社員でもアスリートでも、自分以外の人が「●●さん、これやってみない?」って声を掛けてくれることってあると思うんです。

私にとってはそれが「教育の仕事」だったり、サッカーで言えばこの歳になって初めて挑戦した「ディフェンスのポジション」だったり。

最初は「え、私が?」と思うことも、やってみると思わぬ興味の扉が開くことも、自分の視野が一気に広がることもあります。

最初は渋々だったとしても、取りあえず新しいことに挑戦してみたら、「思ったより楽しかった」「もっと学んでみたくなった」ということは往々にしてあるはずなんです。

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