サッカー選手と筑波大助教を両立、41歳彼女の野望 安藤梢「年齢はただの数字でしかない」
ただ、昨年行われた男子のW杯でのDFの選手の守り方を見て研究したり、実際に試合でプレーしたりしたことで、その不安も少しずつ払拭されていって。
これまでの自分とは違う新しい視点でサッカーを見られるようになっていきました。
新しいことに挑戦するのは怖いけれど、思い切ってやってみると、40代になった今だってまだまだ成長できるし、自分の強みや武器を増やすことができる。
今もなお「伸びしろしかない自分」を改めて実感できました。
サッカーを辞めたいと思ったことは一度もない
私、これまで一度も「サッカーを辞めたい」と思ったことはないんですよ。
なぜサッカーを辞めたいと思ったことがないかというと……すごく単純なんですけど、サッカーが好きで、サッカーをやっているときが一番楽しくて、もっとうまくなりたいという気持ちがずっと消えないから。
試合や練習のときにいきおい余って顔からピッチに突っ込んでしまうこともあるんですけど、そういうときですら「サッカー好きだな。幸せだな~」って思ってしまいます(笑)
また、実際のところ、アスリートとしては肉体面での衰えも引退に影響するわけですが、20歳の頃から取り入れてきた医学・栄養学・生理学などさまざまな分野の知見を取り入れた科学的なトレーニングをずっと継続してきたからこそ、今こうして年齢に打ち勝つパフォーマンスができていると思っています。