大学の「推薦入試」受かる子・受からない子の差 合否の決め手になるのは何か?徹底解説する

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一方で、同じく早稲田大学の社会科学部では全国自己推薦という選抜入試が行われていますが、これは、地方ごとに枠が設定されています。

つまり、住んでいる場所が「田舎」であればあるほど有利になります。そして、面接よりも自分の住んでいる地域と絡めた小論文のほうが重視されている傾向があります。これは英語で書く必要はありません。

このように、同じ大学であるにもかかわらず、入試の形態は大きく変わってくるわけです。

一般入試よりもはるかに情報収集が重要であり、事前準備の仕方によって合否が大きく変わってきます。

大学・学部・方式の選び方で結果が決まる

『選抜入試の教科書』(星海社新書)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

さて、これらの特徴からわかっていただけるかもしれませんが、選抜入試は大学・学部・方式の選び方の時点で、結果が決まってしまうということです。

どれくらい自分にマッチした学部を選べるか、という「選び方」によって、合格不合格が大きく変わってしまうわけです。

行きたい大学・学部のことをしっかりと分析して、その上で自分の今までの経験をプレゼンするという入試形態だと考えると、ある種、就活に近いと言えるかもしれません。

今後も、この「就活のような入試」のことを理解し、情報を集めていくことが受験生には求められると言えるのではないでしょうか。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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