「ビッグモーター刑事事件化」弁護士180人の見解 弁護士の6割「ありうる」、立証困難の指摘も
<立件すべき>
「故意であり、件数が多いため」
「今後同種の問題が発生しないようにするため」
「他人の財物を損壊したならば立件されるべき」
<立件すべきでない>
「多かれ少なかれ、同じような問題はビッグモーターに留まらない」
「刑事事件化まではしなくても良いのではないか(科刑も大したことにはならないと思われる)」
「単に街路樹の被害であり、財産的損害としては大きくない」
破産の可能性「ある」「多少ある」で3分の2超
8月に入って以降、中古車検索サイト側が中古車情報の掲載を停止するなど、今後の経営への打撃となりかねない事態となっている。ビッグモーターが破産する可能性についても質問した。
「ある」が29.9%、「多少ある」が38.3%となり、破産する可能性を指摘する弁護士が3分の2を超える結果となった。「ない」が0.6%、「あまりない」が9.7%にとどまった。
<ある・多少ある>
「さまざまな許認可事業を取り上げられて、最後には中古車の売買だけになるだろうが、誰もビッグモーターで売買しないだろうから」
「今回の件で、大幅に売り上げが落ちて多くの従業員が辞め、経営が立ち行かなくなる可能性が高いと考えるから」
「このままでは立ち行かないことは事実。ただ、規模が大きいので、破産ではなく買収の可能性があると思う」
「資金繰りに行き詰まることがあれば破産もあり得る」
<ない・あまりない>
「中古車売買のマーケットでは抜群の知名度を誇っていることから、破産するところまで経営が傾くようには思えない」
「資産は十分にある」