就職のために大学1~2年で何をしておくべきか?--就職・採用ファシリテーターに聞く


--1~2年時にインターンシップはやっておいた方がいいでしょうか?

1~2年からインターンシップに参加することは、いろいろなことに気づくきっかけになるだろう。なるべく小さな企業でやった方がいい。大きい企業だと仕事が細分化されていて、仕事の流れがわかりにくい。小さな企業ならば、どうやって物を売り、どうやっておカネを稼ぐのかという仕事の基本を知ることができる。

もし、できることならば、学生時代に小さくてもいいから企業を立ち上げるという経験をしておくと、仕事というものをもっと理解できる。

--インターンシップではなく、バイトはどうですか?

バイトであっても数値目標を設定し、バイト先の学生仲間だけでなく社会人と仕事について話す機会を持つならば、3年生になってからの就活に役立つ経験になると思う。しかし、単におカネを稼ぐことだけを目的に、漫然とバイトをするならば役立たない。

また、ボランティア活動に熱心な学生がいるが、ボランティア活動においても数値化された目標を設定し、行動し、失敗したら、改善するという行動をするのならば、結果的に就活もうまくいくだろう。

単に奉仕の気持ちからボランティア活動をするだけでは、優しい性格と評価されても、採用試験において高く評価されることはない。

--就職を有利にするために1~2年時に資格を取得した方がいいですか?

それほど資格が就職に役立つとは思わない。就職のために勉強するのではなく、大学生という字に表されるように大きく学んでほしいし、その方が就職にも役立つと思う。

--多くの大学でセミナーを開催しているが、その特徴について教えて下さい。

対象が特定学年だけでなく、全学年としている。業界研究講座ではない。各業界で活躍しているビジネスマンを「企画」「営業」「総務人事」など職種ごとに分けて招き、実際の仕事内容、働き方、仕事の苦労などについてパネルディスカッション形式で語っていただくというもの。私がファシリテーターとしてパネルディスカッションに参加することで、仕事の実情やビジネスマンの本音を引き出すようにしている。


伊藤篤志(いとう あつし)
1980年生まれ。2002年、横浜国立大学経営学部卒業。同年、大学生の就職/採用支援を行うベンチャー企業に入社。10年7月に独立。学内キャリアガイダンス、企業説明会(オープンセミナー)、内定者向けセミナー(研修)、就職イベントの企画ファシリテーションを実施している。

(聞き手 東洋経済HRオンライン編集長:田宮寛之)

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