さらにヴェルファイアには、ラジエターサポートとサイドメンバーをつなぐフロントパフォーマンスブレースが備わり、サスペンションのチューニングも専用のものになるなど、よりスポーティな性格が与えられているのだ。
これはハイブリッドモデルであっても同様なので、フラッグシップミニバンであっても積極的に運転する喜びを享受したいという人はヴェルファイアを選ぶといいだろう。
また、主にセカンドシートに乗車するVIPに対するホスピタリティを強化し、エグゼクティブラウンジシートなどを装着する上級グレードの「エグゼクティブラウンジ」はアルファード/ヴェルファイアともに設定され、どちらも2.5Lハイブリッドのみの設定となっているが、アルファードは乗り心地にも考慮した17インチタイヤホイールが標準となっているのに対し、ヴェルファイアは19インチが標準となっており(どちらもそれぞれオプションで選択可能)、ボディにプラスされるメッキ加飾もヴェルファイアのほうが多いなど、よりアグレッシブな仕上がりとなっていて、価格もヴェルファイアのほうが20万円高となっている。
どちらのグレードを選ぶ?
新型アルファード/ヴェルファイアは、福祉車両を除けば、上級グレードの「エグゼクティブラウンジ」と「Z系(アルファードは「Z」、ヴェルファイアは「Zプレミア」となる)」というシンプルな2グレード構成になっている。
リアシートにVIPを乗せるような使い方をするのであれば、迷うことなくエグゼクティブラウンジをオススメするが、一般のユーザーが日常使いするのであれば、Z系グレードでも十分すぎる装備となっていることは間違いない。
それでいて価格は同じハイブリッド同士で比較しても180万(ヴェルファイア)~230万円(アルファード)も安くなるので、Z系グレードの買い得感は高くなる。
ちなみにアルファードのZとヴェルファイアのZプレミアを比較すると、アルファードではオプションとなるトヨタチームメイト(ハイブリッド13万9700円、ガソリン9万5700円)やカラーヘッドアップディスプレイ(5万5000円)、左右独立ムーンルーフ(13万2000円)がヴェルファイアでは標準となる。
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