さらにホイールサイズも1インチ大きな19インチがヴェルファイアでは標準となり、パドルシフトも備わるほか、シート表皮もプレミアムナッパ本革(アルファードZは合成皮革)となり、サンセットブラウン内装も選べるといった違いがあり、ハイブリッドモデル同士で比較すると、ヴェルファイアのほうが70万円高とはなるが、“プレミア”の名に相応しい装備類を魅力的に感じるのであれば、ヴェルファイアを選ぶ価値もあるだろう。
予算を抑えるのであれば待ちも選択肢?
新型となって全体的に高額な方向に推移してしまった感のあるアルファード/ヴェルファイア。現在のところもっとも安価なアルファードのZグレード・ガソリンモデルでも540万円と、350万円台から狙えた先代と比べるとスタート価格がかなり高くなってしまった印象がある。
しかし、これはあくまで現在のラインナップでの話であり、今後もっと安価なエントリーグレードが設定される可能性もありそうだ。
というのも、現在アルファードに設定されている福祉車両(ウェルキャブ)のサイドリフトアップチルトシート装着車のベースグレードが「G」となっており、スタート価格もグッとお安い472万円~となっているのだ。
まだまだ半導体不足の影響や物流の停滞などの影響が生産台数に響いているだけに、まずは売れ筋の上級グレードを中心にラインナップするというのもありえる話で、今後エントリーグレードが追加されることもあるはずだ。
すでに現在、供給量を上まわる受注が入っており、一部で受注停止となっているともいわれているアルファード/ヴェルファイアだけに、今後追加されるグレードにターゲットを絞ってみるというのも選択肢のひとつといえるかもしれない。
現在は、非常にシンプルなグレード構成で、VIPの送迎などを目的にするなら「エグゼクティブラウンジ」、それ以外は「Z系グレード」とシンプルに選べばよいだろう。ただ、今後、グレード追加などの可能性もあるし、受注停止なども発生しているようなので、急がないのであれば少し待つというのもありだろう。
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