元ニートの彼が「33歳で東大」逆転合格の納得秘策 「勉強以前」のモチベーションの持ち方が大切
さらに青戸さんは、ちょっと特殊な勉強をしていました。エクセルで自分の勉強を管理して、覚えられていない範囲や過去問の得点率の進捗をデータで把握するというものです。
デジタルスキルは「勉強」にも大いに役立つ
「センターの得点で9割を目標にしていて、そのために各教科で最高何点取れたかデータで管理していました。また、私はノートをとるのが面倒くさかったので、代わりにエクセルで世界史の内容を地域別、テーマ別にしてまとめていました。これなら手書きと違って追加・修正するのも簡単だったので」
このようなデジタルを活用した勉強法をしている受験生は最近かなり増えているわけですが、社会人を経験した青戸さんだからこそできる面があったのだと言えるでしょう。
さて、こんな勉強法が功を奏して東大に合格した青戸さんは、この自分の経験を活かして、今はいろんな生徒に大学受験の指導をしています。
「東大に受かったことで、昔の自分とは違い、どんな生徒にも自信を持って受験指導ができるようになりました。それが、何よりもうれしく思います」
お話ししていて、僕も「本当にお優しい人なんだな」と感じました。自分のためよりも、他人のためのほうが頑張れる、その精神性があったからこそ、青戸さんは30歳からの東大合格を達成できたのではないでしょうか。
時には、自分のためだけではなく、他人のために頑張ってみる。この姿勢は、学ぶところが多いように感じます。みなさんぜひ、参考にしてみてください。
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