8月も続く?「体温超え猛暑」「記録的大雨」の今後 日本を襲う異常気象の原因をわかりやすく解説
7月15日は梅雨前線が北上して、東北で雨が強まり、秋田県で記録的な大雨となりました。
秋田県内の仁別では、48時間降水量が400mmを超えました(最大値は16日14時50分までの48時間降水量415.5mm)。秋田県内の藤里、岩見三内、角館でも300mm超え、秋田でも200mmを超えて、観測史上1位を更新しました。
大雨によって、秋田県を流れる太平川など複数の河川で氾濫が発生し、広い範囲が浸水しました。秋田駅周辺の道は茶色く濁った水で冠水していて、川のように水が流れ、外を歩くことは大変危険な状況でした。
秋田県では、線状降水帯が発生したわけでもなく、大雨特別警報も発表されませんでした。
線状降水帯のように猛烈な雨が降らなくても、強まったり弱まったりしながら雨が降り続いてじわじわと降水量が増えた結果、記録的な大雨となることがあるのです。
梅雨明け後は一段と暑い予想
この先は、日本の南海上を中心に太平洋高気圧の勢力が強まり、全国的に厳しい暑さとなるでしょう。
気象庁の1か月予報によると、北日本、東日本、西日本、奄美・沖縄で、平均気温が平年より高い見込みです。特に8月4日にかけては、平年よりかなり高くなるでしょう。
今は、平年並みだとしても十分暑い時期です。昼間だけでなく朝や夜の気温も高いことが予想されるので、時間を問わず熱中症対策に万全を期してください。
また、降水量は全国的に平年並みの予想です。ただ、気温が高いことは大気の状態が不安定になる一因なので、天気急変による強い雨や雷雨に注意しましょう。
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