50万円大家「平野が狭いエリア」で物件を探す理由 工場地帯の賃貸マンションは一戸建てが競合に

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まず、エリア選びに関して私が重要視している2つの項目があります。

・現在、多くの人が住んでいるか?
・将来、人口が増える可能性があるか?

ですので、現在の人口が多く、今後の増加も期待できるエリアが理想ではあるのですが、日本全体の人口が減少傾向なので、そうしたエリアを見つけることはなかなか難しいのが実情です。

参考までに、福岡市は全国20政令指定都市の中での人口増加率が毎年上位なのですが、福岡市の見立てでは、今後の人口は減少するだろうと予想されています。

こうしたエリアで物件を購入すると、いずれ人口が減っていったときに、入居者が安定しなくなってしまうリスクが十分考えられます。

地価公示の上昇率にヒントがある

人口が減少傾向の日本で、活気のあるエリアを探すのはなかなか難しいと思ってしまいますが、それでも物件探しに適したエリアの探し方があります。

そのヒントは「地価公示の変動率」です。「地価公示」とは、国土交通省が毎年3月下旬に公表する土地評価のことです。

今年2023年1月時点での土地の価格を調べたものが同年3月に発表されましたが、全国ランキングのうち、住宅地の地価変動率の上位10位を北海道が占めました。さらに上位4位は北広島市に集中しています。

この理由がおわかりでしょうか?

よく話題になっていましたし、スポーツに詳しい方でしたらすぐにピンときたでしょう。

プロ野球の日本ハムファイターズが北広島市に新球場である「エスコンフィールドHOKKAIDO」をオープンしたので、その影響で周辺エリアの地価が30%も上昇したのです。

エリアを変えて他の例を挙げてみましょう。

同じく2023年3月に発表された熊本県内の地価公示ランキングで、住宅地および商業地で1位だったのが菊池郡菊陽町という町でした。

この菊陽町の地価が上がった理由は何だと思いますか?

日頃から経済関連のニュースをよく見ている方はおわかりになったかと思います。台湾の世界最大の半導体製造企業であるTSMCが、この熊本県菊池郡菊陽町に工場を建設しているのがその理由です。

菊陽町は熊本市のベッドタウンとして人気でしたが、TSMCの半導体工場建設の影響で2023年は前年比で20%も地価がアップしたのです。

この新しい工場建設により、大きな影響があるとされています。

まずは新工場に雇用される人向けの住居が必要になることが想像できます。菊陽町では住居用の土地の需要が増加していますが、それだけでは足りずに周辺エリアの地価も上昇しているといいます。

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