かつやの「495円朝セット」から感じた信念と美学 朝でもとんかつが食べたい客心理をわかってる

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一口目はまだサクサク食感が残っていました。次第に衣に甘しょっぱい割り下が染みてまろやかに(筆者撮影)

とんかつ部分は通常のカツ丼(梅)の半量程度と控えめながら、たっぷりのたまごでとじてあるため、ボリューム的には満足すぎるほど。とんかつ、たまご、白ごはんを、甘辛い醤油味の割り下がまとめあげ、三位一体で口のなかでとろけます。

パワーチャージしたい朝にぴったり

お盆に載ってテーブルに運ばれてきたときは「けっこうな量だな、朝から重いかも、全部食べられるだろうか」と少し不安になったのですが、一口食べ始めると、ノンストップで一心不乱にかきこんで、あっという間に完食できました。

玉子とじのふわふわ部分と半熟部分もナイスバランス(筆者撮影)

大食漢の人たちが、カレーは飲み物、オムライスは飲み物というように形容することがありますが、カツ丼も含め、ごはんとおかずを合体させたタイプの人気メニューというものは、次から次へと食べたくなり、飲み干すようにたいらげてしまうというのもわかる気がします。

近年、糖質と炭水化物が悪様に言われていますが、食べると力がみなぎるよう。ふんばりたい日は朝から、油っこくて味も濃い、ハードなメニューを食べてパワーチャージするのもいいかもしれません。

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