かつやの「495円朝セット」から感じた信念と美学 朝でもとんかつが食べたい客心理をわかってる

✎ 1〜 ✎ 32 ✎ 33 ✎ 34 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「ミニカツ丼」の単品価格は税込385円です。110円をプラスしたら「千切りキャベツ」と「とん汁(小)」がついてくるのですが、「千切りキャベツ」の単品価格が税込132円、「とん汁(小)」の単品価格は税込165円なので、どう考えてもセットで注文したほうがお得です。

卓上にセットされた調味料と魔法瓶タイプのポット。夏は冷たいほうじ茶が渇きを癒やしてくれます(筆者撮影)

テーブルには、つぼ入りの大根の漬物、お茶ポット、ソース、七味、ごまドレッシング、からしが並びます。魔法瓶タイプのお茶ポットの中にはキンキンに冷えたほうじ茶。ポットの中に氷が入っているようで、お茶をつぐ際にカラカラと音がしました。

おかわり自由のつぼ入りの大根のお漬物。ピリ辛でこんぶの旨味がたっぷり(筆者撮影)

ミニとあなどることなかれ、ボリューム満点ミニカツ丼

ミニカツ丼のごはんは200g。そこそこのボリュームです(筆者撮影)

「かつや」の「ミニカツ丼」は、そもそもミニと名乗っている割に大きいんです。問い合わせしてみたところ、通常の定食と丼(梅)のごはん量は240gで、「ミニカツ丼」のごはん量は200gとのことでした。

一般的にごはん1膳は150gで、中盛り200gが大盛りと言われているため、「ミニカツ丼」のごはん量は「かつや」的にはミニではあるものの、世間的には決してミニではない。朝食どころか、昼食としても十分に足り得る存在感を発揮しています。

次ページ一心不乱にかきこんで、あっという間に完食
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事