「ニコニコ超会議」、熱狂の渦に見えた死角 「若き老害」が名物イベントをメッタ斬り

✎ 1〜 ✎ 17 ✎ 18 ✎ 19 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

その後、出演会場である超言論エリアに向かって歩いたのだが、とにかく沢山の人がいる。コスプレをしている人も多くて、それぞれのエリアが楽しそうで驚いた。ところどころで、山車のようなものも現れる。私が会場にいた時には、「自宅警備隊(ネットスラングで、ニートなどを意味する言葉)」なる垂れ幕をつけたコスプレ軍団たちが通りすぎて行った。海上自衛隊の山車もあった。お祭り感が半端ない。

アトラクションも多様だ。プロレスや相撲のコーナーまである。そういえば、ネットニュースによると、このプロレスコーナーではボブ・サップと小林幸子が戦ったらしい。

コスプレイヤーも多数いた。「一緒に写真を撮ってくれませんか」とお願いすると、皆、喜んで受けてくれた。しかし、その写真撮影を妻に頼んだのはまずかったかもしれない。

来場者の年齢層は、幅広いものの、基本10〜20代前半が中心であるように感じた。皆、各ブースで踊ったり、ゲームをしたり楽しんでいる。

私もだが、それ以上に衝撃を受けていたのは、妻である。「世の中には、こんな人たちがいるのね・・・本当にいたのね・・・」と。ネット文化、オタク文化が凝縮されたような空間がそこにはあったのだ。

超言論エリアの格差が激しすぎる件

さて、超ゲンロンエリアに到着。私がついた頃にはひろゆき氏などが壇上で、ちゃぶ台を囲んだような状態でトークしていた。

当初は、このメインステージに登場するものだと思っていた。しかし・・・。このエリアはよく見ると、丑、寅、卯、酉、戌、亥の小さなブースが周りに点在しているのだった。私たちはこの小さなブースでの参加ということだ。いや、もともと確認していなかった私が悪いのだが、この「格差」に正直、凹んだ。

次ページ凹んでしまったが…
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事