「ニコニコ超会議」、熱狂の渦に見えた死角 「若き老害」が名物イベントをメッタ斬り

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「実は、急遽、現代Bizとして超会議に参加することになったのですが・・・。そこで“饒舌大陸Z”どうですか?」というお誘いだった。飯田先生も私もちょうど予定があいていて急遽出演することになったのだった。

この話があったのが、開催が数日後にせまった21日(火)の深夜だったのだ。なんて、アバウトなのだろう。そう、一般論としてドワンゴとの仕事ではこういうことはよくあるのだ。

そういえば、以前、大御所との対談企画について、主催者(この方も大御所)がドワンゴとやりとりしたら「いま、社内が混沌としていて、遅れています」というメールがきたという話を聞いた。まあ、ご愛嬌である。

肝心の出演内容だが、超言論エリアというコーナーで約1時間半、飯田泰之先生と「日本的雇用」について議論することに。

そして、当日がやってきた。私たちアラフォー夫婦は、会場である幕張メッセを目指して旅立った。

いきなり“人大杉“、そして超盛り上がる!

妻が家に携帯を忘れて戻るなどのハプニングがありつつも、会場の幕張メッセに向かう。乗り換えるたびに「ニコニコ超会議に行く人」風の人が増えてきた。

海浜幕張駅に到着したのは4月26日(日)の12時頃。もう入場のピークは過ぎていると思うのだが、それでもかなりの人が幕張メッセに向かっていた。私は同会場で開かれているサマーソニックという夏フェスに毎年参加しているのだが、それと比べても明らかに混んでいる感じがする。

会場の幕張メッセに着いたが、その頃は入場の行列もなく簡単に入ることができた。ただ、なぜかこの時間に長い行列がある入口が。よく見ると、コスプレ用クロークだった。そう、この手のイベントはコスプレイヤーの祭典でもあることを思い出した。

一応、出演者なので、関係者用ゲートから中へ。すると、いきなりの大音量にびっくりした。入ってすぐのところにあるステージでは、TRFの「EZ DO DANCE」に合わせてダンサーたちが踊っている。この人たち、ニコ生やニコ動で「踊ってみた」をやっている人たちじゃないか?超満員のみんなが合わせて踊り、サビに合わせて合いの手を入れる。私も思わず、一緒に振り付けをする。

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