まずは、私もよく使っていた「気をつけて」。
親なら誰でもついつい口にしてしまうこの言葉も、じつは要注意です。
子どもに「恐怖心」を植え付けてしまう可能性もある
ジャングルジムを登る子どもに、自転車で出かける子どもに、走る子どもに、ついつい言ってしまうこの言葉。
しかし、みなさんだって、この言葉を投げかけられても「よし、しっかりとバーを持とう」「安全運転しよう」「ゆっくり歩こう」などと、行動を変えようという気にはなりませんよね。
また、子どもに「危ない」という恐怖心を植え付け、挑戦する気持ちをくじく可能性があります。
子どもには「安全第一」であってはほしいものの、「チャレンジ」も大切です。
こういうときは、ビビらせるよりも「慎重に、かつ前向きに取り組んでもらう言葉」に変えていくといいのです。
たとえば、次のような言葉です。
×「気をつけて」
↓
〇「そこの岩は滑りやすいよ」
「目の前のことに集中して」
「自転車はスピードを出しすぎないで」
具体的な言葉ほど、相手の頭の中にイメージが湧きやすくなり、相手は行動しやすくなります。
「緊張しないで」。こう言われて、緊張がほどける人などいないでしょう。
「緊張」というネガティブワードが逆に意識に強く刻み込まれて、より緊張してしまいます。「ネガティブワード」を否定しても、ポジティブにはならないのです。
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