不信任案の提出は「解散の大義になる」と萩生田氏 立憲民主党が内閣不信任決議案の提出を検討
玉木氏:このスケジュールを見ると、もう16日しかないのかなと思う。ただ、野党の側も年中行事のようにとにかく出す、否決は前提と。やるなら覚悟を決めてやらなければいけない。確か立憲民主党の泉(健太)代表は150議席取らないと辞めると言っている。200人は立てると言っているが、いま報道で聞くと140人ちょっとだ。そうなると解散を打たれた瞬間に辞任しなければいけない。全部取っても150はいかないのだから。そういうことも含めて、やはり与党も野党も本気なんだと、国のための解散なんだと、国益のための解散なんだと国民が本気で思うことにならないと、なかなかね(難しい)。また政治家が自分の保身のために、やる側も受ける側もやっているのではないかというのはダメだ。いま政治的空白をつくってはいけない。賃金上昇が見られる、株価も上がっている。ここは持続的な賃上げ、経済回復に与党も野党もまずは最優先で取り組むべきときだ。
野党が1つにまとまることは難しい
橋下氏:野党が1つにまとまることは無理だと思う。せめて候補者を1つにして、自民党に対決することが必要だと思う。ただ、きょうの新聞報道を見ると、玉木さんはどうも自民党との連立政権も考えているなどということが報道で出ていた。
玉木氏:そんなの出てたのか。
橋下氏:ええ、出ていた。
玉木氏:あとで読んでおく。
橋下氏:やはり連立も選択肢にあるのか。
玉木氏:われわれとしては、選挙は小選挙区制度なのでできるだけ野党候補者を一本化したらいいと思う。しかし、野党第1党と第2党がもう直接対決しようと言って、どう調整するのかが見えないなかで、われわれが与するメリットはない。さらに難しいのは、1対1にする小選挙区と比例の選挙を同時に戦うので、比例のことを考えると、小選挙区はもう負けがわかっていても候補者を立てていこうというインセンティブがそもそも制度に入っている。
橋下氏:候補者をいっぱい立てたほうが、比例票を取れるということで。
小川氏:そう。だから制度矛盾だ。
玉木氏:野党全体として、わが党としても、小選挙区と比例を全部足して最大化するというのはどうするかという連立方程式を解いているし、多分、立憲も維新もそうだ。
橋下氏:でも、それは結局は国会議員の利益の話ではないか。自分の政党を拡大するということ。
玉木氏:ただ、野党全体でどう大きくするのかということで考えれば、必ずしも個別の政党の利益だけではない。
松山キャスター:野党がまとまれるかというところで言うと、例えば、立憲民主党が内閣不信任案を提出した場合、国民民主党として、玉木さんとして、これに乗れるのか。
玉木氏:われわれはその年中行事的な内閣不信任案には同調しない。
松山キャスター:なるほど。
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